ご寄附による活動

アクセス
結核予防会結核研究所

結核予防会結核研究所

〒204-8533
東京都清瀬市松山3-1-24
TEL. 042-493-5711
FAX. 042-492-4600

お問い合わせ・ご相談は原則メールでお願いしております。こちらのメールフォームより、メールをお送りください。

ご寄附のお願い

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結核研究所では、以下の活動を行うためのご寄附をお願いしております。皆さまの温かいご支援ご協力をお願い申し上げます。

■結核に関する研究
■結核への知識を深め、結核対策を推進するための研修
■途上国の結核対策を支援するための国際協力
■結核研究所の運営、他

また、結核予防会では、結核と胸の病気をなくすための活動への募金を呼び掛けております。
結核予防会は、内閣府より公益財団法人としての認定を受けています。結核予防会及び結核研究所への募金やご寄附は、特定公益増進法人への寄附となり、税法上の優遇措置(寄附金控除等)が適用されます。

ご寄附のご案内・申し込み
複十字シール募金
寄附金控除・表彰制度

活動のご報告

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いただいた寄附金を以下の事業に活用させていただきました。

2022年度

結核、および肺非結核性抗酸菌症マウスモデルにおける病変組織の構造理解

生体防御部では、国内での結核や肺非結核性抗酸菌(NTM)症患者の早期発見、および発症予測するバイオマーカーを探索する研究を行っています。研究では、結核菌やNTMを感染させた動物モデルを用いています。動物モデルで発見したバイオマーカーがヒト疾患のどのような段階、状況を反映しているかを評価する必要があります。

ご寄付によって、結核菌やNTMを感染させたマウス肺内で形成される病変構造をマイクロCTによって詳細に解析することができました。この研究を推進することで、結核や肺NTM症での病変がどのように形成されるか解明することができます。

肺NTM感染マウス肺のマイクロCT像(左)と3D構築像(右)病巣は白いドットとして見ることができる

Japan – Nepal Health & TB Research Association (JANTRA)への
車両の寄贈(梅村基金による事業)

 ネパールでは現地NGOであるJapan – Nepal Health & TB Research Association (JANTRA)が結核予防会ネパール事務所と共同で、外務省日本NGO連携無償資金協力を活用し、「カトマンズ市における積極的結核患者発見プロジェクト」を行っています。その活動として、カトマンズ市の中で結核に感染するリスクが高い貧困層や工場を管轄する保健施設を対象に、ボランティアや薬店を巻き込んだ結核患者発見の導入や、放射線や高感度の診断機器を用いた結核検診による積極的な患者発見、適切な治療が患者に提供されるよう医療従事者対象の研修、結核対策が医療施設の現場で適切に行われているか確認するためモニタリング監督指導が計画されていますが、カトマンズ市内は道路が細く、入り組んでおり、活動実施のための移動手段として小型車両が欠かせない状況です。寄贈された車両は、このプロジェクトの現場で活用されています。

※故梅村典裕先生は、行政での経験、JICAのネパール支援専門家等を経て、結核予防会の職員として、ネパールを中心とした国際事業に長期に貢献されました。ネパールには特に思い入れが強く、そのご遺志をもとに、奥様よりネパールのためにと多額のご遺贈金を当研究所に寄付されました。当研究所では、そのご遺志を受けて梅村基金として位置づけ、結核予防会の国際事業を中心に、ネパールの結核事業や人材育成のために基金を活用させていただいております。この度も、その一環で車の寄贈を行いました。梅村号の名前を付けた車がネパールの村々を走ります。今後の益々の活動が期待されています。