研究倫理規程に基づく情報公開
研究成果の公開
医療用N95マスクの性能評価手順と再利用条件の確定に関する研究
研究倫理・不正への取り組み
結核研究所は、「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」(平成26年8月26日文部科学大臣決定)、および「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」(平成19年2月15日(平成26年2月18日改正)文部科学大臣決定)に準じて、当研究所の諸規程を整備および各研究員等への研究倫理教育に取り組んでおります。
研究活動における不正行為に関するご相談・告発、および公正な研究活動に関するお問い合わせ先
結核予防会結核研究所事務部研究支援室
〒204-8533
東京都清瀬市松山3-1-24
TEL: 042-493-5711
FAX: 042-492-4600
Email: kenkyushien☆jata.or.jp(送信時は☆を@に変更)
研究に係る規程
結核研究所倫理審査委員会規程等一覧
研究公正にかかる規程等一覧
動物実験にかかわる規程等一覧
研究参加への同意撤回手続き等に関するお知らせ
潜在性結核感染症治療におけるイソニアジド・リファンピシン単剤およびイソニアジド・リファンピシン併用レジメンの安全性と有効性評価の研究
このたび、結核療法研究協議会内科科会では上記研究を行うことを公示いたします。
研究の意義と目的
近年、海外では多くの知見が集積されリファンピシン単剤4ヶ月1)もしくはイソニアジド・リファンピシン併用3ヶ月レジメンの有効性が認められています。2021年の厚生科学審議会潜在性結核感染症のレジメンに関する結核医療の基準の改定に伴いリファンピシン単剤およびイソニアジド・リファンピシン併用レジメンの使用が今後増加することが予想されていますが、これまでの日本における潜在性結核感染治療は長らく6カ月または9カ月のイソニアジド単剤治療が主流であり、これらの治療レジメンの安全性および有効性は十分に評価されておりません。本研究では日本におけるこれらの治療レジメンの安全性と有効性を検討することを目的としています。今回対象となった方から新たに血液、喀痰などを採取して検査することはありません。
研究の方法
1)研究期間:2021年–2026年6月
2)対象者:研究期間内に潜在性結核感染症としてイソニアジド単剤、リファンピシン単剤4ヶ月、イソニアジド・リファンピシン併用3ヶ月の3つのレジメンのうちのいずれかの治療を行なった全ての方
3)収集する情報:①治療開始時点、②治療終了時点、③治療終了2年後の3点で以下の情報を収集します。
①治療開始時点: 各患者の性別、治療開始時年齢、BMI、出身国、最初の入国年(海外での出生者の場合)、基礎疾患、潜在性結核感染治療対象となった結核発病リスク因子、潜在性結核感染を確認した検査方法および結果、血液検査結果、画像検査結果、選択した治療レジメン(接触者検診が治療対象の理由となった場合には感染源との接触の場、感染源の学会病型分類、喀痰塗抹情報、周囲の感染者数、薬剤感受性結果)
②治療終了時点: 治療終了の状況、実際に使用した薬剤と期間、治療中の有害事象および有害事象出現時の対応、途中での潜在性結核治療レジメンの切り替えの有無、潜在性結核治療中に活動性結核発病による治療切り替えの有無
③治療終了2年後: 活動性結核発病の有無
発病の場合: 時期、結核の罹患臓器、学会病型分類(肺結核の場合)、喀痰抗酸菌塗抹検査結果、培養検査結果、薬剤感受性結果
発病しなかった場合: 治療終了後フォローアップできた期間、期間が2年未満の場合にはその理由
4)情報の保護: 名前、住所、病院のID番号など個人識別する情報は収集いたしません。結核研究所にて調査情報を整理、解析します。研究結果は関連の学会および論文にて発表する予定です。この場合も、いかなる個人情報も公表されることはありません。
研究組織
責任研究者: 結核療法研究協議会内科科会 吉山 崇
共同研究者:
国立病院機構東京病院 佐々木結花
国立病院機構近畿中央呼吸器センター 露口 一成
大阪府立病院機構大阪はびきの医療センター 永井 崇之
複十字病院 奥村 昌夫
連絡先
この研究および情報提供についてご質問がありましたら下記までお問い合わせ下さい。
mail:yoshiyama@jata.or.jp
Tel(結核研究所代表):042-493-5711 Fax:042-492-4600
「日本の結核専門施設における多剤耐性結核症の治療成績に伴う研究」について
このたび、結核研究所では上記研究を行うことを公示いたします。
研究の意義と目的
リネゾリド、デラマニド、ベダキリンの導入により多剤耐性結核の治療成績は大きく向上していると推定される。日本における多剤耐性結核の治療成績を検討し、上記3薬剤の寄与につき評価を行うことを目的とします。今回対象となった方から新たに血液、喀痰などを採取して検査することはありません。また、収集する情報は、性、出生年、出身国、入国年、住所(市町村まで)、登録年月日、治療歴、合併症、治療開始日、治療終了日、最終培養陽性年月日、治療成績、感受性検査結果とその経過、治療薬剤、有害事象で、名前、住所、病院のID番号など個人識別する情報は収集いたしません。本研究の情報収集の対象となる方には、今後の結核発病予防に資する研究への資料提供につきご了承いただきたく存じます。もしご自分の情報は提供したくない、という場合は、診療を受けた各医療機関の主治医にご連絡いただきたく存じます。
研究の方法
母集団は100万人以上の都市を有する、人口が200万人以上の都道府県のうち、人口10万人あたりのCOVID-19累積感染者数と増加率を勘案した上で、前回の調査対象になった東京都、大阪府、宮城県に加えて福岡県、愛知県の住民とした。各々の自治体においてから抽出された研究対象者に対して血液検査を行い、SARS CoV 2抗体陽性率を検討する。
- 研究期間:2020年-2023年 (2019年以前の症例の情報も2000年以降で可及的にさかのぼれる範囲で検討します。)
- 対象者:対象施設の一定期間の多剤耐性結核全症例。
- 収集する情報:性、出生年、出身国、入国年、住所(市町村まで)、登録年月日、治療歴、合併症、治療開始日、治療終了日、最終培養陽性年月日、治療成績、感受性検査結果とその経過、治療薬剤、有害事象
研究組織
研究機関名 結核療法研究協議会
研究責任者 結核療法研究協議会内科科会 鎌田 啓佑
総括研究責任者 結核療法研究協議会内科科会 吉山 崇
連絡先
この研究および情報提供についてご質問がありましたら下記までお問い合わせ下さい。
mail:yoshiyama@jata.or.jp
Tel(結核研究所代表):042-493-5711 Fax:042-492-4600