国際協力専門家養成コース

多くの開発途上国で結核は死因の上位にあり、その改善のために日本からの技術協力が望まれています。現在、カンボジアなどにおいて、国家レベルの結核および公衆衛生分野のプロジェクトが行われ、当会職員を含め日本人専門家が技術を生かし活躍しています。結核研究所では、各国からの技術支援への要請に応え、海外で結核対策の指導を行える若い人材を今後も育成するために、以下の通り研修の場を設けています。

今年度(2012年度)は、医師または公衆衛生専門家で、国際協力にご興味がある方を募集します。

2012年度国際協力専門家養成コース研修員募集要項−
(募集は締め切りました)

目的
結核対策分野で国際協力活動を行うために必要とされる公衆衛生的結核対策に係る基本的な知識と技術の習得

対象
医師または公衆衛生専門家で、結核対策分野の国際協力に従事したいと考えている方。

研修内容
主に公衆衛生的結核対策に係る基礎知識や技術(疫学、プロジェクトサイクルマネージメント[PCM])に関する講義、実習、討論、発表及びレポート作成。これらには結核に係る免疫学、細菌学、診断学(放射線医学を含む)、治療学(多剤耐性結核の治療を含む)、その他社会学など関連分野を含みます。

研修期間
平成245月中旬から3ヶ月間程度(下記の国際研修コースへの参加期間を含む)

応募条件
1. 当所が実施する国際研修コース(海外研修員対象)に参加できること。
医師対象「STOP結核アクション研修」期間:12週間(514-83日)

2. 医師(医師法に定められた卒後研修を修了していること[対象年度卒業者に限る。])または公衆衛生(疫学可)に関する修士号を取得していること。応募者が多数の場合、以下に該当する方を優先します。

1)結核、HIV/エイズ、マラリア、その他感染症に係る公衆衛生プロジェクト等(日本の厚生労働省、地方自治体衛生部あるいは保健所勤務を含む)において1年以上勤務した経験を有する者。
2)呼吸器科または感染症科の専門医またはそれに準ずる者、あるいは熱帯医学に関する学位を有する者。
3)発展途上国における保健プロジェクト等において1年以上勤務した経験を有する者。

3. 英語による講義の理解・討論・発表・レポート作成ができること。特にTOEIC 750点、あるいは同等以上であること(証明書の写[スキャン可]を添付して下さい)。

募集人員
1

研修会場
結核研究所(西武池袋線清瀬駅より徒歩15分)

費用
受講料無料。国の規定による奨学金(日額7600円程度[所得税込])を支給。なお、期間中は研修宿舎が利用できます(自己負担・1泊1300円程度)。

応募方法

1.国際協力専門家養成コース(医師・公衆衛生専門家対象)受講希望であること
2.動機(400字以内)
3.連絡先
を明記の上、「履歴書」を添えて、下記問合せ先に郵便またはe-mailにてお送りください。折り返しご連絡いたします。

応募締め切り

2012224日(金)必着

選考方法

書類選考等により適性を判断した上で決定します。応募者多数の場合、書類選考を経た後、電話による質疑応答を行う可能性があります。選考後、316日(金)までに結果を応募者へ通知します。

備考

本コースは、基本的な技術や知識の習得等、人材育成を目的としており、受講後の海外派遣を保証するものではありません。

問合せ先

(公財)結核予防会結核研究所国際協力部国際研修科(松枝、吉松、太田)

204-8533 東京都清瀬市松山3-1-24

Tel0424-93-5340(直)

Fax0424-92-8258

E-mailinter@jata.or.jp


Updated 2012/02/03