4.健診事業
北海道結核健診技術向上事業 | |
(1) | 医師・診療放射線技師等 主に医師(診療放射線技師も参加可)を対象に、X線写真の画像診断や菌所見による診断、短期集中治療方法の普及等についてケーススタディ形式の研修。 |
(2) | 看護師・保健師・養護教員等 結核についての医学的な知識の付与と、ツベルクリン反応検査及びBCG接種の技術向上を図るための実技指導を加えた研修。 |
効果: | 医療従事者の結核に対する意識が低下し、症例そのものも減少する中、専門医不足によるドクターズ・ディレーが結核の重症化、集団感染につながる危険性をはらんでいるが、本事業により医療従事者の結核に対する意識啓発と診断等技術の向上が図られ、本道の結核事情の改善が期待でき、また、身近な地域での開催により、より多くの参加者を得るとともに地域の結核事情に即した内容を盛り込むことができる。 |
函館市
健康診断事業 | |
(1) (2) |
日頃、結核健康診断の機会が少ない若年主婦などを対象に、幼児のツベルクリン反応・BCG接種などと同時に結核健康診断を受診してもらい、毎年の住民健診受診のきっかけづくりに寄与することができた。 セット健診の試行として、39歳以下を対象とした女性健康診査(骨密度測定・尿検査・血液検査等)と同時に結核健康診断を実施した。 |
効果: | ・この事業をセット健診のテストケースとして活用していくことで、効率性など実施上の問題が明らかになる。 ・受診した市民には、継続して結核健康診断を受診する足がかりとなることが期待される。 |
事業所健診受診率向上対策事業 | |
(1) (2) |
県内事業所に対し、結核予防法による結核健診の報告を促すため文書により周知を図るとともに、アンケートにより定期結核健康診断の実態を把握し、未受診の事業所には受診の勧奨を実施した。 事業所健康管理責任者の研修会を開催し、結核予防の知識の普及を図った。 |
効果: | 事業者の結核予防法による健診結果報告書の提出率を引き上げ、未実施の事業所に受診勧奨を行うことにより、事業主に対して、結核に対する関心を喚起させる機会となる。 |
宮城県
潜在患者発見対策事業 | |
保健所から対象者宅に出向いて、診察や喀痰検査等健診を行った。 | |
効果: | 潜在的な患者を発見し、適切な措置を講ずるとともに結核の蔓延を防止する。 |
仙台市
健康診断等事業(夜間健診・追加健診) | |
日中に定期健診が受診できない者には夜間健診を、定期健診の未受診者には追加健診を実施した。 | |
効果: | 定期健診を日中及び期間中に受診できなかった者に対し健診の機会を与えることで、未受診者を減らすことができる。 |
秋田県
健康診断事業 | |
市町村の協力を得て在宅寝たきり者等を訪問の上、県総合保健事業団に委託し、喀痰検査を実施した。 検査の結果については、受診者・各保健所・市町村へ報告した。 |
|
効果: | 在宅寝たきり者の健診を実施することにより、長期未受診者の予防対策と家族等の感染予防が図られる。 |
山形県
結核定期外健康診断HACCPモデル事業 | |
研修会の実施 | |
効果: | HACCP手法を結核管理に応用し、結核定期外健診をより充実させることにより、結核集団感染を未然防止する。 |
1.結核健康診断の受診促進(富岡保健福祉事務所) | |
結核の現状や基礎知識を掲載したパンフレットを作成し、管内の全世帯へ配布した。 | |
効果: | 住民の結核に対する意識が高まり、結核健康診断の受診率が向上することから、結核患者の早期発見、早期治療が期待できる。 |
2.結核精密検査未受診者対策(前橋) | |
前橋市の結核住民健診精密検査該当者で、未受診の者に対して比較読影を実施し、さらに再検査の必要な者に精密検査等を実施した。 | |
効果: | 患者の軽症での早期発見が期待できる。 |
3.知的障害者更生施設入所者に対する健康診断(藤岡) | |
X線直接撮影 | |
効果: | 施設内の結核集団感染を未然に防止できるとともに、職員の結核予防に対する意識を高める効果が期待できる。 |
4.結核定期健康診断未受診者対策(藤岡) | |
(1) (2) (3) |
一般住民健診未受診者の把握 対象者への通知 未受診者健診の実施(X線間接撮影及び精密検査) |
効果: | 結核の早期発見が期待でき、併せて未受診の理由を把握できることから、対象者を正確に把握できる。 |
5.管内事業所における結核健康診断実施の把握と啓発(沼田) | |
管内事業所に対し、アンケート調査を実施するとともに、結核健康診断予防接種月報の提出を促した。また、併せて結核予防に関する啓発を行った。 | |
効果: | アンケート調査を実施することで、正確な受診率が把握でき、併せて事業主の結核予防に対する意識を高揚できる。 |
千葉県
1.らせんCTを用いた結核健診 | |
(1) | 結核住民健診の一次健診、二次健診の実施 らせんCT健診を結核対策上既感染者の多い高齢者の早期診断等に役立たせるため、結核住民健診の中高年齢者でらせんCTによる一次健診を実施した。 また、結核住民健診により呼吸器要精検者全員に対してらせんCTによる二次健診を実施した。 |
(2) | 発病リスクの高い所見者への啓発活動 健診後のフォローアップ、健診の経年受診や有症状者に受診勧奨のリーフレット(結核の常識2000)を全員に配布した。 |
効果: | 病巣の存在診断、質的診断に有用であるらせんCT健診を実施し、結核を早期に発見・治療して、重症化を防ぎ、二次感染の危険性の減少に役立てる。 |
2.在宅療養者の健康診断 | |
(1) (2) |
在宅結核健診検討委員会開催(年2回) 在宅結核健診の実施 |
効果: | ・在宅健診の一つのモデルを確立でき、各関係機関の意識改革・ネットワーク形成・基盤整備に向けて基礎材料となる。 ・高齢者胸部X線のデータ分析ができ、在宅での健診の有効性が確認できる。 ・第2回目の会議では検討委員の他、柏市以外の市町、拠点病院、老人施設等の関係者も含め、在宅での健診結果についての報告会を行ったところ、事業効果について一致の理解が得られ、次年度のモデル事業について協力が得られることになった。 よって、さらに具体的な基盤整備が可能になると考えられる。 |
3.寝たきり難病患者等に対する健診事業(香取) | |
訪問による胸部X線撮影・二重読影 | |
効果: | 人口呼吸器装着患者へのX線撮影にて肺炎(軽症)を発見し早期治療ができる。 |
4.ハイリスク事業者に対する健康診断(市原) | |
飯場等の従業員は平日の健診が受けられないため、夜間、休日の健診を実施した。 希望者には、血圧測定を実施した。 |
|
効果: | 飯場の従業員は、健康管理が不徹底で過去にも重症の結核患者が発生しており、今回対象にした30事業所中いわゆる飯場(3事業所)では、定期健診が行われていなかった。 昼間と夜間の受診よりも、日曜日の健診のほうが有効である。 |
千葉市
らせんCT車健診事業 | |
休祝祭日を利用し、健診実施について同意を得られた事業所にらせんCTを搭載した自動車を直接派遣し、健診を行った。 | |
効果: | ・高精度の健診機器を用いて集中的に健診を行うことにより、当該対象者の結核の早期発見、重症化及び二次感染の防止が期待できる。今年度においては、受診者193人に対し、肺結核・要医療者1人の結核患者が発見され、治療を開始することができ、事業の目的に足る効果が表れた。 ・事業実施により、事業者の予防意識の向上にもつながっている。 |
東京都
1.住所不定者結核対策事業 | |
住所不定者健診(CR車) | |
効果: | 住所不定者結核患者の早期発見と治療促進 |
2.精神病院・老人保健施設入院患者対策事業 | |
(1) (2) |
精神病院入院患者健診事業(CR車・一般車) 老人保健施設入院患者健診事業(CR車・一般車) |
効果: | 精神病院・老人保健施設管理者に対し、結核への知識と関心を高めることによる患者発見の遅れの防止及び集団感染対策の充実 |
3.帰国子女結核予防対策事業 | |
帰国子女結核健診((財)結核予防会第一健康相談所へ委託) | |
効果: | 東京都の結核予防対策事業の効果的な推進 |
千代田区
路上生活者結核健康診断 | |
ホームレスを廃品業(段ボール)や日雇業として雇用している事業者の協力のもと、健診車を配して健康診断を実施した。 | |
効果: | 早期発見による治療、予防が期待される。 |
港区
事業所結核健診(芝浦畜産臓器共同組合) | |
(1) (2) |
問診・胸部レントゲン間接撮影 当日及び後日の二重読影により、必要な者に対しては精密健診を勧奨 |
効果: | 健康診断の受診率が低く、公衆に結核を感染させる恐れがある業務に従事する者に対し健診を行い、結核の早期発見に努め、感染の未然防止を図る。 |
新宿区
住所不定者出張相談健診等 | |
(1) (2) |
福祉部が実施する「住所不定者出張相談」の会場で、相談者のうち、結核健診を希望する者に対し、その場で結果がわかるCR車を雇い上げ、胸部X線撮影を実施することにより、結核患者の早期発見をし、治療につなげた。 保健所が主体となって、都立戸山公園にて公園周辺の住所不定者の結核健康診断を実施。医療に関わる部分は福祉部が相談を行った。 |
効果: | ・住所不定者については、当区内に居所があるものの、その結核に対する健診については福祉事務所が生活保護の開始等をしない限り、感染の有無等の病状把握が極めて困難な状況である。 ・結核のハイリスク集団である住所不定者等に対し、健診の機会を設けることにより、結核患者の早期発見・早期治療及び生活環境が劣悪な住所不定者の居所地域における結核患者の増加の抑制が期待される。 |
台東区
1.重点地区結核健診(早朝結核健診) | |
東京都城北福祉センター前にレントゲン車を派遣し、胸部X線撮影を行った。 (健診時間 8:30〜9:30) |
|
効果: | ・結核患者の早期発見、治療の徹底及び迅速な対応 ・今後も区内の現状を踏まえ、継続していく。 |
2.重点地区結核健診(北部地区結核健診) | |
山谷地区内の玉姫労働出張所前にレントゲン車を派遣し、胸部X線撮影を行った。 (健診時間 13:00〜14:00) |
|
効果: | ・結核患者の早期発見、治療の徹底及び迅速な対応 ・今後も区内の現状を踏まえ、継続していく。 |
3.重点地区結核健診(幼児・学童等結核健診) | |
ツベルクリン反応検査、BCG予防接種、胸部X線撮影を行った。 | |
効果: | ・初感染結核患者の予防、発見 ・今後の事業継続については検討中。 |
4.重点地区結核健診(業態者結核健診) | |
胸部X線撮影を行った。 | |
効果: | ・結核患者の早期発見、治療の徹底及び個室内感染予防 ・今後も区内の現状を踏まえ、継続していく。 |
5.重点地区結核健診(路上生活者結核健診) | |
(1) (2) |
上野公園、隅田公園へCR車を派遣し、胸部X線撮影を行った(各1回)。 結核健診と併せて生活相談を行った。 |
効果: | ・結核患者の早期発見、治療の徹底及び迅速な対応 ・今後も区内の現状を踏まえ、継続していく。 |
6.心身障害者結核健診 | |
胸部X線撮影を行った。 | |
効果: | ・結核患者の早期発見、治療の徹底 ・今後も区内の現状を踏まえ、継続していく。 |
品川区
小規模・零細企業に対する結核予防対策 | |
結核健診と老人保健法による区民健康診査事業を併せて実施。 @区商工課の協力により商店街連合会へ健診の勧奨をした。 A指定商店街団体へ周知した。 B希望実施日等を保健所に申し込み、受診した。 |
|
効果: | ・結核に対する意識の向上 ・患者の早期発見、地域への感染防止 |
世田谷区
特定非営利活動法人設立による宿泊施設での結核健診事業 | |
関係課と対策会議を実施し、地域での結核感染を防ぐために世田谷区の宿泊施設において健診を行った。 @定期外健診 胸部レントゲン撮影 A入居時健診 胸部レントゲン撮影 喀痰検査 |
|
効果: | 宿泊施設での結核の蔓延を防止し、地域での結核感染を防止する。 |
中野区
飯場労働者への健診事業 | |
健診車(CR健診車)による胸部レントゲン撮影 飯場労働者への結核予防教育 |
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効果: | ・ハイリスクグループであるホームレスの予備軍といえる飯場労働者に対して、結核健診を行うことができる。 ・飯場労働者を雇用している事業者に対し、結核対策への理解を得ることができる。 |
豊島区
路上生活者健診 | |
(1) (2) |
健康診断(CR健診車による胸部レントゲン撮影) 健康相談 |
効果: | ・具合が悪くなってから、行き倒れ状態で発見されることの多い路上生活者の結核を早期発見し、治療に結びつけることにより、二次感染を防止できる。 ・CR健診車を使用することにより、健診から医療につなげる素早い対応ができる。 ・後日調査において、主に飲酒トラブルによる自主退院が多いという問題が指摘できた。 |
北区
結核ハイリスクグループ健診 | |
胸部X線撮影及び精密検査 | |
効果: | ハイリスクグループ健診は発見率、費用的効果ともに高く、発見患者の治療支援をすることで、区内の結核蔓延状況の改善が期待される。 |
荒川区
結核健診 | |
健診車を借り上げて、主婦や自営業者及び山谷地区を対象に2ヵ所で実施した。 | |
効果: | 結核の蔓延を防止し、結核が個人的にも社会的にも害を及ぼすことを防止する。 |
板橋区
住所不定日雇労働者健診 | |
事業所にCR車を配車し、健診を実施した。 | |
効果: | ・住所不定日雇労働者に、CR車を用いて健診を行うことで、結核に対する正しい理解と知識を提供する機会となる。 ・これらのハイリスクグループから患者を発見し、治療につなげることができる。 |
練馬区
1.住所不定者結核健康診断 | |
管轄内福祉事務所を通し、管轄内保健相談所において健康診断(胸部X線撮影等)を実施した。 | |
効果: | 生活歴から結核に感染している可能性が比較的高く、宿泊所の形態から感染者の早期発見・早期治療を図る。 |
2.一般住民結核健康診断 | |
区報による結核健康診断の周知及び理容・美容業者に健診案内の通知を送付し、保健相談所において結核健康診断(胸部X線撮影等)を実施した。 | |
効果: | 16歳〜29歳の区民は、成人病健診の対象外であるが、この健診によりすべての年齢層の区民をカバーし、結核の早期発見・早期治療を図る。 |
足立区
結核区民健診 | |
(1) (2) (3) |
保健所・保健相談所において結核健診(無料)を行った。 広報により周知し、保健総合センターの指定する健診日に来所してもらい、X線撮影等を行った。 要精密者が発見された場合は、病院紹介等を行った。 |
効果: | 普段、受診機会の少ない区民に対して、結核の早期発見と予防知識に対する理解と認識が図られる。 |
葛飾区
1.街頭結核健診 | |
(1) (2) |
区の広報掲載・リーフレット配布等による周知 健診当日は胸部CR撮影 |
効果: | 罹患率の低減及び感染の予防 |
2.サウナ従業員結核健診 | |
新小岩保健センターにおいて半年ごとに胸部直接撮影を実施。 | |
効果: | 罹患率の低減及び感染の予防 |
3.住所不定者結核健診 | |
管轄する福祉サービスセンターと連携をとり、半年ごとに健診日を設定して胸部CR撮影。 | |
効果: | 罹患率の低減及び感染の予防 |
神奈川県
精神病院結核健康診断事業 | |
健診機関に委託し、精神病床を有する病院にレントゲン車を派遣し、結核健診(間接撮影)を実施した。 県域27病院のうち7病院実施(受診者777人、要精検者52人)。 |
|
効果: | 長期入院患者の多い精神病院における結核潜在患者を早期発見し、医療に結びつけることで院内感染の防止を図り、今後の結核院内感染防止対策を推進する。 |
横浜市
中区寿地区健診 | |
(1) (2) (3) (4) (5) |
寿地区結核対策連絡会 保健所・福祉局寿生活館・福祉事務所の連絡会で、毎月第3水曜日に開催。 区医師会との打ち合わせ会 夜間健診時に実施。 2病院との連絡会議(毎月最低1回) 担当保健師及びケースワーカーが国立療養所南横浜病院等を出張訪問し、退院後の保健所への 来所や治療継続への支援を行った。 寿地区健診 結核キャンペーン |
効果: | ・患者の早期発見・早期治療と、感染拡大防止が図られつつある。 ・保健所と保健課、福祉関係機関との連携が図られている。 |
川崎市
1.ハイリスク者集団結核健診、受療促進 | |
(1) | 野宿生活者は食料品支給会場で、簡易宿泊所利用者等は当該施設で、外国人労働者は日曜日にキリスト教教会で、日本語教育施設就学生については当該施設で、結核専門健診機関に健診業務を委託して実施。 |
(2) | 受療促進事業では、結核発病の疑いのある者に医療機関を受診できるように紹介したり、入所命令された者が入院できるよう結核病棟を探したりして、迅速な患者輸送のための支援を行った。 |
効果: | 危険性の高い結核ハイリスク者集団における患者の早期発見及び早期治療に結びつけることができる。 |
2.定期健康診断フォロー | |
各地区において、未受診者が受けやすい時間・場所を設定し、健診(X線間接撮影及び精密検査)を実施した。 | |
効果: | 平日・昼間に受診困難な市民も健康の確認ができる。 |
横須賀市
宅配健診 | |
谷戸・階段・急坂が多い本市では、高齢者や身体障害者が医療機関を受診することが困難な場合が多く、結核等の症状があっても受診が遅れる場合がある。それらを対象にし、医師・保健師・放射線技師が当該宅に出向き、ポータブルX線直接撮影装置を用い、健診をした。 |
一般住民定期健康診断受診啓発事業 | |
(1) | 新潟市では、一般住民定期健康診断の結果通知については「要精検者」にのみ行っていたが、平成9年度から「異常なし」にも結果を送付し、その通知に結核予防啓発の内容を盛り込み、次年度受診の動機づけを行った。 |
(2) | 一般住民定期健康診断の市内各会場の日程については、広報でPRしたり、基本健康診査受診のための個人通知の中に日程表を同封したりしているが、受診者数は横ばいである。受診率向上のため、さらにリーフレットを購入・作成し、自治会回覧や健康教育に活用した。 |
効果: | 一般住民定期健康診断受診率の向上と維持が図られ、結核予防啓発をすることができる。 |
富山市
精神病院結核健診事業 | |
(1) (2) |
結核健康診断の実施 健診結果報告、評価を踏まえ、今後の結核対策についての指導 |
効果: | ・精神病院の設置者が結核対策に対する認識を高め、今後病院自らが実施する必要性の認識を高めることができる。 ・精神病院入院患者管理と結核蔓延予防 |
金沢市
結核予防対策強化事業 | |
(1) (2) |
高齢者等結核健診事業 老人保健施設・精神病院入所者を対象に県の成人病予防センターに委託し、各々の施設に出向いて健診を実施。 定期外健診推進 遊技場、飲食業、介護関係業、小規模事業所の従事者を対象に市の福祉保健センターにて月1回定期外健診を実施した。 |
効果: | 施設等における結核の集団感染の未然防止、サービス業等事業所の従事者からの結核蔓延予防につながる。 |
山梨県
健康診断事業 | |
X線(間接)検査、喀痰検査 | |
効果: | 発病者を早期に発見することにより治癒を早め、周囲への感染を可能な限り少なくしていくことが期待できる。 |
長野県
1.定期健康診断受診困難な者等に対する健康診断事業 | |
定期健康診断受診困難な寝たきり老人、寝たきり身体障害者等に対し、ポータブルX線撮影装置、健診車による直接撮影、喀痰検査等訪問健診を実施した。 併せて、家族に対する保健指導、有症時受診の勧奨を行った。 |
|
効果: | ・平成12年度には有所見等が42人発見され、健康診断受診率の向上に寄与する。 ・寝たきり者等については、民間の健診機関では健診の実施が困難なため、行政に対する住民ニーズが高く、それに応えることができる。 |
2.健康診断精度管理事業 | |
市町村の住民定期健康診断におけるX線写真を保健所及び健診実施機関に委託して二重読影した。 | |
効果: | 二重読影の結果、新たに精密検査が必要となった者が234人発見され、健診の精度向上に効果を上げる。 |
長野市
定期健康診断受診困難な者等に対する健康診断事業 | |
定期健康診断受診困難な寝たきり老人、寝たきり障害者等に対し、車イス健診やポータブルX線撮影装置による直接撮影、喀痰検査等を行った。 | |
効果: | ・昨年度の本事業における要精密検査者数は15人(2.71%)で、定期健康診断における要精密検査率が3.2%と近似していることから、その効果は大きいと期待される。 ・在宅寝たきり老人等の数は増加しており、結核患者の早期発見、早期治療の促進と感染防止に有効と考える。 |
岐阜県
小規模事業所健康診断実態把握及び健診促進事業 | |
食品衛生協会の協力を得て結核健康診断に関するアンケートを実施し、保健医療課で集計した。 | |
効果: | 健診受診率は低く、今後小規模事業所に対して健診指導を強化しなければならない。 |
岐阜市
事業所における健康診断実施の促進 | |
(1) (2) |
事業所向け結核健康診断リーフレット及び報告書様式等を郵送により配布を行った。 未実施事業所等については指導を行った。 |
効果: | 未実施事業所の把握・指導及び事業所における健康診断の普及啓発により受診率の向上が期待できるとともに、報告書提出が促進される。 |
静岡県
定期外集団健診対策事業 | |
袋井定期外集団健診について、患者及び接触者の状況の特殊性を考慮し、定期外集団健診の対象者が極めて多くかつ若年層(乳幼児)が含まれていることから、当該健診の実施規模、事後措置及び地域住民に与えた不安を的確に評価するとともに、事後フォロー等については、専門家で構成する客観的な第三者機関で検討した。 | |
効果: | 今回の集団健診に対する評価を通じて、適正な集団健診の普及が期待される。 |
名古屋市
1.住所不定者結核健診 | |
(1) (2) |
無料宿泊所へX線車を派遣し、胸部間接撮影を実施するとともに、要精検者を保健所で検査した。 尿検査等の成人病健診も同時に実施した。 |
効果: | 健診機会の少ない住所不定者に対して結核健診を行うことにより、結核の普及啓発を図るとともに、結核患者の早期発見を行う。 |
2.日雇労働者結核健診 | |
(1) (2) (3) |
簡易宿泊所にX線車を派遣し、夜間健診を実施した。 要精密検査 事後健診 |
効果: | 健診を受ける機会の少ない層に対して健診の場を提供することにより、結核の早期発見、普及啓発を図る。 |
豊田市
定期健康診断の受診促進事業 | |
(1) (2) (3) |
労働基準協会等と連携し、事業所への啓発教育を実施した。 各種団体への出前講義及び広報紙による啓発教育を実施した。 健診を受診する機会の少ない外国人を対象に国際交流協会と連携して健康診断を実施した。 |
効果: | 結核に対する意識が向上し、企業等における定期健康診断の受診率向上が図られる。 |
ハイリスク者モデル健診事業 | |
(1) | 飯場対策 日々雇用の従事者等を対象に、夜間に胸部直接撮影及び喀痰検査等を実施し、精密検査が必要な者に対しては「精密検査無料券」を発行し、無保険者に対する医療の受診機会を設けた。 |
(2) | 老人福祉施設入所者 咳、痰等の自覚症状及び胸部の有所見の者を対象に喀痰結核菌検査を実施し、施設内感染対策の充実を図った。 |
効果: | ・結核蔓延地区等の環境改善及び継続医療体制の拡充を図り、新規感染者を確実な治療につなげるとともに、二次感染防止を推進する。 ・ハイリスクグループである特別養護老人ホーム等の入所者の健康管理の充実を図り、施設における感染対策の強化を推進する。 |
京都市
1.歩行困難者等健診 | |
身体的理由によりX線間接撮影を受診できない市民に対して、リフト付X線車にて直接撮影による健診を行った。 | |
効果: | 身体的理由により受診機会が狭められている市民について、受診機会を均等に保障することにより、健診受診率の向上及び患者の早期発見、早期治療に資することができる。 |
2.厚生施設の入所時における結核健診 | |
保健所において月に1回、新規入所者及び有症状者を対象に結核健診を実施した。 | |
効果: | 健診を受ける機会の少ない層に対して健診の場を提供することにより、結核の早期発見、普及啓発を図る。 |
大阪市
1.あいりん特別健診及び普及啓発事業 | |
(1) | 西成保健所分室 あいりんの西成保健所分室において直接撮影による住民健診と結核療養相談を毎週月〜金曜日に開設した。 |
(2) | 労働福祉センター前 あいりんの労働福祉センター前等で月1回、夜間12回、健診車による健診を実施した。 |
(3) | 越年時健診 あいりん労働者、行旅病人に対しては、越年時対策として本市民生局を中心に一時保護を行っているが、同対策の一貫として健診を実施。 健診の結果、要精検者、当初からの有症状者に対しては、症状に応じ精密検査を行い、検査精度の向上と効果的健診に努めた。 |
(4) | 西成区あいりん あいりん特別健診の一環として、あいりん労働者に対し学習会を開催し、結核予防思想の啓発活動を行い、受診の促進を図った。 |
2.公園野宿生活者の結核健診事業 | |
市内大規模公園における野宿生活者に対する結核健診を、現地に健診車を配車して実施した。 | |
3.特別促進地区結核対策事業 | |
各特別促進地区の指定した地域に健診車を配車し、健診を実施した。 |
堺市
業態者結核健診勧奨啓発促進事業 | |
(1) (2) |
市内理容業や美容業、飲食業従事者を対象にした講習会時に、保健センターの衛生教育の一環として、結核予防啓発及び健康診断を実施した。 啓発パンフレット等による健診受診啓発を行った。 |
効果: | 結核に対する意識が低下している昨今、特に一般市民と接触の多い業態者に結核の現状と正しい知識を普及し、健康診断を実施することにより、結核患者の早期発見、あるいは集団感染等を未然に防止し、結核の蔓延対策を講ずるとともに罹患率の低下を図る。 |
東大阪市
1.乳幼児保護者健診事業 | |
(1) (2) |
保健所において実施する乳児4ヵ月健診を受診に来所した保護者に対し、パンフレット・パネル等により結核の保健指導を行い、若年保護者に結核の知識を普及させた。 BCG接種のため来所した保護者に無料で胸部X線検査を実施。 |
効果: | ・乳児を持つ若年保護者に結核の知識を普及し、胸部X線検査を実施することにより、小児への感染を防止することができる。 ・小児の感染源となる危険性が高い若年保護者の結核の早期発見 |
2.小規模事業所健診事業 | |
(1) (2) (3) |
保健所において小規模事業所従業員を対象とした健診日を設けた。 健診に来た従業員に結核の保健指導を行い、結核の知識の普及を図った。 小型健診車を企業密集地域へ派遣し、近隣企業への知識の普及活動を行い、健康診断を受診するよう勧奨した。 |
効果: | ・小規模事業所従業員に結核の知識を普及することにより、結核対策の基本である定期健康診断の重要性を認識させ、企業の健診の実施率を向上させる。 ・結核の早期発見、集団発生を防止することにより、罹患率の低下を図ることができる。 |
姫路市
住民健診における結核予防啓発 | |
住民健診の健診結果表と結核予防リーフレットを同封した。 | |
効果: | 結核予防思想を広く普及することにより、住民健診の受診率の向上、結核患者の早期発見、ひいては罹患率の低下が期待できる。 |
尼崎市
日雇労働者結核健診の実施 | |
日雇労働者の居住する近辺に会場を設定し、胸部健診車での直接X線撮影を実施した。 | |
効果: | 結核定期健康診断受診率の向上及び患者の早期発見、早期治療を図るとともに、接触者からの発病を予防する。 |
西宮市
結核対策管理検討事業 | |
平成12年度より新たに保健所政令市として結核対策管理業務を行うに当たり、助言者の参加を得て技術、手法等の研修を含め予防可能事例及び処遇困難事例の検討を行った。 | |
効果: | ・確実な患者管理や接触者健診を徹底することにより、結核患者管理の強化(初回本人面接・家庭訪問の全員実施、受療状況・病状不明者の状況の把握及び対応の強化、喀痰検査の実施・結果の確認及び初回連続3回実施の徹底、服薬状況の確認、ガイドラインに基づく的確な定期健康診断の拡充等)が図れる。 ・予防可能例の要因を明確にし、結核管理対策の精度を高める。 |
奈良県
健康診断等事業 | |
(1) (2) |
ポータブルX線装置によるX線撮影と喀痰検査の実施 事業所等に対する健康診断の実施・報告の勧奨 |
効果: | ・結核患者及び発病の恐れのある者の早期発見 ・健康診断受診率の向上 |
1.ハイリスクグループ健康診断事業 | |
(1) (2) |
結核講習会の開催 高齢者等を対象に結核への理解を深める講習会を開催した。 健康診断 受診の機会に恵まれない主婦、高齢者、障害者、その他の者を対象に健康診断を実施した。 @東区尾長地区(高齢者) A安芸区障害者通所施設等 |
効果: | ハイリスクグループに対して、重点的に健康診断の受診率の向上、有症状時の早期受診、早期治療の徹底、結核に関する正しい知識の普及を促すことにより、結核の蔓延防止を図る。 |
2.長期入所施設健診調査研究事業 | |
本事業への参加を希望する精神病院に健診車を派遣し、委託により健康診断を実施した。 結果を検討し、今後の結核対策の指導に活用した。 |
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効果: | ・健康診断を促進することによって、結核への理解を広め、予防や早期発見の重要性を認識させ、長期入所型施設での結核集団感染を防止する。 ・今後の健康管理について指導を行う。 |
3.健康まつり健康診断等事業 | |
区民まつり、健康フェスティバル等において、ポスター及びパネル展示、パンフレットの配布による意識啓発を図るとともに、受診勧奨を行い、健康診断を実施した。 | |
効果: | 集客力の大きい催し物に併設して健康診断等を実施することにより、健康診断の受診率の向上、有症状時の早期受診、早期治療を徹底させ、結核の蔓延防止が図られる。 |
4.高い結核罹患率地域の未受診者健康診断事業 | |
対象者に個別に受診案内を送付し、健康診断を実施した。 | |
効果: | 健康診断の受診率の向上、有症状時の早期受診、早期治療を徹底させ、結核の蔓延防止が図られる。 |
山口県
健康診断事業 | |
結核予防週間を中心に、保健所において無料健康診断を実施した。 | |
効果: | 来所者(受診者)の健康チェックはもとより、受診することによって結核への再認識や保健所の結核業務を啓発できる。 |
愛媛県
健康診断受診困難者等に対する健康診断事業 | |
(1) (2) |
高齢者(特に寝たきり老人)や一般住民健診未受診者の多い地域の住民に対する健康診断を行った。 一般住民への正しい知識の普及啓発を行った。 |
効果: | ・高齢者や一般住民健診未受診者に対する健康診断を行うことにより結核の早期発見が図られる。 ・健康診断を通して、結核に対する意識啓発が図られ、定期健康診断の受診を促すことができる。 |
松山市
健康診断受診率向上事業 | |
パンフレットを購入し、小児の保護者及び高齢者に配布することにより、罹患率低下、健康診断受診率向上を重点的に普及啓発した。 | |
効果: | 小児の家族及び高齢者の結核に対する意識の向上が図られ、健康診断受診率向上による結核の早期発見、早期治療を実施する。 |
高知市
事業所健診推進事業 | |
高知市内の事業所に健診実施・報告について勧奨を行った。 広報・通知文書・健診受託機関との連携等 |
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効果: | 高知市内には事業所も多く、実態把握が不十分である。また、若年層の菌陽性者の結核も多いことから、本事業を継続実施することにより健診の勧奨ができ、予防対策に役立つ。 |
精度管理事業 | |
(1) (2) |
健診機関の医師、診療放射線技師を対象に研修会を開催するとともに、健診機関(保健所を含む)の医師、診療放射線技師の中からフィルム評価委員を選出し、各健診機関よりX線フィルムの提出を求め評価を行った。 健診機関及び各健診実施義務者に対して健診事業の改善指導を行った。 |
効果: | 健診機関の健診精度を向上することにより、早期発見、早期受診を推進することができ、集団感染及び結核の重症化を防ぐことが可能となり、罹患率の減少を図ることができる。 |
北九州市
1.健康診断の受診機会の提供 | |
行政以外(各区医師会他)が主催する健康フェア等の会場で、結核市民健診を実施して定期健康診断の受診機会の増加を図った。 | |
2.受診勧奨事業 | |
企業、施設、学校及び医療機関にパンフレットを送付し、健康診断受診の呼びかけと結核予防意識の高揚を図った。 |
福岡市
1.特定地区での結核特別健診 | |
日雇労働者等は、健診への関心が非常に低い。そのため、飯場等の協力を得て、夕方から夜間に健診を行い、胸部X線直接撮影の健診車にて、飯場もしくは宿泊所近くで健診を行った。 | |
効果: | 結核患者の早期発見、早期治療及びその後の患者管理により、治療中断を防ぎ、薬剤耐性結核への移行を防止する。 |
2.健診勧奨事業 | |
(1) (2) |
市内の学習塾の事業所などに対して健診勧奨文書と実施報告書を発送し、かつ各保健所においても健診日を設けて健診の機会を提供した。 効率的な事業所健診の勧奨強化を図るため、事業所健診管理台帳を作成した。 |
効果: | ・事業所健診勧奨による受診意識の向上を図る。 ・二次及び集団感染予防のための患者の早期発見、早期治療を行う。 |
大牟田市
1.結核回復者及びハイリスク者健診事業 | |
(1) | 平成12年度4月から平成13年3月までの1年間、大牟田市保健所及び市内6ヵ所の地区公民館(保健所では月初め、地区公民館では月末)で結核回復者及びハイリスク者の結核健診を実施した。 |
(2) | 結核回復者についてはサーベイランス情報より登録除外後3年以内の者のリストを作成し、校区担当受け持ち保健師より受診勧奨を行った。 |
(3) | 高齢者のハイリスク者については、住民基本台帳より62歳・64歳・66歳・68歳・70歳に該当する世帯主を抽出し、ダイレクトメールで結核健診受診案内を送付した。 |
(4) | 一般市民には大牟田市の広報誌及び中心市街地に設置する屋外文字放送を活用し、受診を呼びかけた。 |
効果: | ・肺結核患者(新規登録)2人を発見し、結核登録される結核回復者についても管理情報の収集機会として活用することができ、病状不明率の改善となる。 ・結核健診受診者には、受診時に結核既往の有無、胸部疾患既往の有無を問診し、既往者については胸部直接撮影を施行した。また結核健診を受診し要精密検査となった市民には、必要に応じ3ヵ月、6ヵ月、1年後の経過観察を実施する。 ・結核発病の危険性の高い集団の結核健診を今後も感染防止対策として継続する必要がある。 |
2.事業所結核健康診断促進事業 | |
大牟田市内の従業員雇用のある事業所2,044ヵ所へ結核健康診断結果報告書を郵送し、結核健康診断の結果の報告を求めた。事業者については健康診断の必要性を文書で通知し、従業者の健康診断実施について依頼した。 | |
効果: | 結果報告書の報告割合は30%台を推移していたが、今年度は30%を割り込み28.5%の報告率にとどまった。 ・事業所数の約半数を占める従業者規模10人以下の事業所からの報告率が低下したことに問題があり、今後この事業所区分に対する報告率の改善が課題となっている。 ・次年度以降は、今年度報告されなかった事業所をリストアップし強力に報告を求めるとともに、事業所健診の実施や結核健康診断受診環境の整備を合わせ検討する。 |
佐賀県
歓楽街における結核健康診断及び実態調査 | |
(1) (2) (3) |
結核健康診断実態調査 結核健康診断 受診者166人 全員異常なし 結核予防研修会 講演:「事業所における結核対策について」 |
効果: | 歓楽街での結核健診、結核予防の普及啓発により結核患者の早期発見、二次感染の防止が期待できる。 |
2.寝たきり者、身体障害者結核予防対策事業 | |
(1) (2) |
結核健診(直接撮影、喀痰検査)を佐賀県総合保健協会(結核予防会佐賀県支部)へ委託 対象者宅へ出向き健診実施 |
効果: | 定期健康診断を受けることができない者を対象に結核患者の早期発見、二次感染防止が期待できる。 |
熊本県
精神病院における結核健診 | |
(1) (2) (3) |
事前希望調査 県内46精神病院中30病院、4,550人希望あり。 実施要領に基づく実施 @一次健診受診(30病院) A二次健診受診(28病院) B結核要医療5人(35条1人、34条4人) まとめ、報告 結核対策会議において実施中間報告。 |
効果: | ・精神病院における結核患者発生時の対応が可能となり、適切な対応ができる。 ・ハイリスクグループの健診を行い、実態判明により対策の検討ができる。 |
大分県
精神病院入院患者に対する結核健診 | |
県内の精神病院にアンケートを行い、結核健診を実施していない病院に対し健診を行った。 | |
効果: | 結核に対する意識の向上と、院内感染防止及び患者の健康管理が行える。 |
宮崎県
精神病院における結核健診 | |
平成11年度の結果報告を行うとともに、平成12年度の実施希望医療機関に対し、結核健診を実施した。 | |
効果: | ・講習会を開催することで、職員等の結核に対する再認識を促すとともに、健診を実施することで、結核患者の早期発見・早期治療が可能になり、集団感染を未然に防ぐことができる。 ・結核院内感染マニュアルを作成することで、結核患者発生時の対応が早くなり、行政との連携がスムーズになる。 |
鹿児島県
未受診者の要因分析と結核健診受診率向上に向けての検討 | |
市町村等における健康診断等の実施状況の情報収集、分析、評価 一般住民健康診断対象者に対するアンケート調査、分析、評価 |
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効果: | ・アンケートの結果より若年層は結核に対する意識が低く、高齢者では結核に対する偏見がある等、結核の正しい知識の普及や啓発が必要であることがわかった。 ・今後の対象者把握、健診の通知や広報の方法、住民への啓発、健診の場所、時間設定等アンケート結果を分析、評価しながら未受診を解消するための対策を講じる。 |
鹿児島市
結核対策促進事業 | |
ハイリスク者の健診を実施することにより、結核の早期発見・早期治療を図った。 | |
効果: | 結核の蔓延を防止することができる。 |
定期外健康診断の精度管理事業 | |
(1) | 中央保健所にてモデル活用中の接触者データベースを全保健所へ導入し、迅速、的確に定期外健診を実施するための方法を構築した。 全保健所導入・移行から活用まで、2年を目途に計画。 @検討会を設置 A職員の教育研修 B操作マニュアル作成 |
(2) | 非結核性抗酸菌の迅速診断(PCR法活用)による定期外健診の適切な実施。 PCR検査をSRLに委託し、実施。 |
効果: | ・情報の効果的な分析、活用を行うことが可能となり、迅速、的確な定期外健康診断が実施できる。 ・特に、定期外集団健診実施時の受診状況(レントゲン結果やツ反の結果など)が正確に容易に把握でき、健診の精度管理に役立つ。 |