10.調査・研究・モニタリング事業
ツ反・BCG評価事業
予防接種後健康状況調査事業 | |
予防接種後健康状況調査検討会において、予防接種後健康状況調査総括表及び予防接種後健康状況調査一覧表を医学的、疫学的見地から解析・評価を行い、予防接種副反応の発生実態を把握するとともに、報告事例と予防接種との因果関係について検討した。 | |
効果: | 予防接種後健康状況調査により得られた予防接種副反応情報は、都道府県、日本医師会等に還元するとともに、都道府県、市町村、日本医師会等を通じて広く国民に提供されることから、有効かつ安全な予防接種の実施の促進が図られる。 |
1.ツ反応・BCGサーベイランス事業 | |
保健所管内の小1・小2・中1・中2でのツ反応の成績を分析し、BCG接種技術の評価を行い、各市町村、各BCG接種医に還元した。 | |
効果: | BCG接種技術の評価を行うことにより、接種技術の重要性が認識できた。 |
2.予防接種(BCG)後健康状況調査事業 | |
予防接種副反応モニタリングの実施 予防接種実施後、対象者の保護者に対して「予防接種後健康状況調査票」を配布しアンケート調査を依頼、予防接種による副反応(副作用等)の状況を把握する。 |
|
効果: | 予防接種の副反応の実態が把握できた。 |
岩手県
1.ツ反・BCG接種実技及び接種評価事業 | |
(1) (2) (3) |
管内市町村及び効率小中学校(教育委員会)の協力を得て、乳幼児及び小中学校のツベルクリン反応検査及びBCG接種の実態調査の実施 調査結果(データ)を分析、評価の実施 講習会の開催 調査結果の評価を踏まえた、実技講習会の開催及び情報提供の実施 |
効果: | BCG接種担当職員の技術及び接種率の向上が図られる。 |
2.予防接種後健康状況調査事業(BCG) | |
予防接種を受けたモニタリング対象者に、調査票を配布し、副反応発生の有無等を確認することとし、必要に応じて、電話または面談により詳細の聴取を実施した。 | |
効果: | 予防接種副反応の発生実態が把握できるとともに、副反応の報告事例と予防接種の因果関係について検討ができ、有効かつ安全な予防接種が実施される。 |
宮城県
BCG予防接種後健康状況調査 | |
予防接種を受けた児童の保護者から郵送された調査票により、副反応発生状況を確認する。県は、取りまとめを行い、予防接種後の副反応発生状況を把握した。 | |
効果: | 予防接種副反応の発生要因等に関する研究の一助とすることにより、より安全な予防接種の実施に役立てることができる。 |
仙台市
予防接種後健康状況調査事業 | |
定期の予防接種を受けた者に対し調査票を配布、回収し集計した。 | |
効果: | 予防接種副反応の発生要因等に関する研究の一助とし、有効かつより安全な予防接種を実施する。 |
山形県
1.予防接種後健康状況調査事業 | |
予防接種後健康状況調査の実施 | |
効果: | 正しい予防接種副反応情報を収集し、県民に情報を提供するとともに、予防接種の実施方法の改善を図るための指標とする。 |
2.ツ反・BCGサーベイランス事業 | |
ツベルクリン反応・BCG接種の状況を調査、結果を地元へ還元。 | |
効果: | 効果的なBCG接種、効率的な精密検査の実施のための指標となる。 |
福島県
予防接種後健康状況調査事業(平成8年度から継続) | |
(1) (2) (3) |
モニターが、集団接種等により予防接種を受けた者の中から、当該事業の協力に関して同意が得られた者に調査票を配布し、観察期間中の様子について記入してもらった。 モニターは、調査票を収集、集計票に記入し、県に送付した。 県は内容をチェックし、国送付した。 |
効果: | 予防接種に対する知識の普及 |
BCG等モニタリング事業 | |
定期の予防接種を受けた者の保護者に対し、調査票により、副反応等の調査を実施。 | |
効果: | 最新の予防接種副反応の発生状況を把握し、集計された情報を医療機関等に提供することにより、有効かつより安全な予防接種の実施が図られる。 |
栃木県
予防接種後健康状況調査事業 | |
予防接種後健康状況調査実施要領による。 | |
効果: | 予防接種の副反応発生状況については、これまで全国的な調査を実施していないことから、正確な副反応情報の把握がされていない現状に鑑み、予防接種後健康状況調査を実施し、正しい予防接種副反応情報を収集し広く国民に情報を提供するとともに、予防接種の実施方法の改善に資する。 |
群馬県
ツ反・BCG接種の実施状況調査 | |
ツベルクリン反応検査の発赤径を調査し、ヒストグラムを作成することにより、各学校、地域ごとの特徴を理解し、真の判定に役立てた。 | |
効果: | 本事業を養護教諭と一緒に行うことで、養護教諭のツベルクリン反応検査結果に対する分析能力が向上できる。 |
千葉県
BCGモニタリング事業 | |
厚生労働省通達による「予防接種副反応モニタリング実施要領」に基づき、平成10、11年度に実施した野田市に引き続き佐原市をモデル市町村として、BCGの集団接種時において調査票を配布し、その結果を基にモニタリング一覧表を作成し、厚生労働省に報告し、解析・評価を行った。 | |
効果: | BCG予防接種による副反応の発生の実態を把握することにより、今後の個別接種への移行等の参考資料となる。 |
東京都
予防接種副反応モニタリング事業 | |
予防接種副反応モニタリング事業(ポリオ及びBCG) | |
効果: | 予防接種による副反応の発生状況を正確に把握し、今後の適切な予防接種行政に資する。 |
神奈川県
予防接種後健康状況調査 | |
予防接種の健康状況調査を調査票(ハガキ)により行い、集計し厚生労働省に報告した。 | |
効果: | 有効かつ安全な予防接種の実施に資する。 |
横浜市
予防接種副反応モニタリング事業 | |
医療機関・保健所・市立小中学校における定期の予防接種を対象に、予防接種後の健康調査を実施した。 | |
効果: | ・予防接種副反応に関する調査を行うことにより、予防接種の実態把握ができる。 ・安全かつ有効な予防接種について、啓発する機会となっている。 |
川崎市
予防接種後健康状況調査 | |
(1) (2) |
保健所及び(財)結核予防会神奈川県支部川崎健康相談所が実施機関になり、保護者による一定の観察期間後アンケート調査を実施。 調査内容は厚生労働省に提出し、厚生労働省でまとめられた情報は市民及び協力医療機関に還元された。 |
効果: | 市民が正しい理解のもとに予防接種を受けることができる。 |
BCG接種副反応モニタリング事業 | |
乳幼児、学童期接種対象者の中からモニターを選定し、調査票を配布した。モニターにおいて副反応の発生の有無等を調査票に記入し、返送してもらった。 調査票の集計・分析を行い、結果を県民に提供した。 |
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効果: | 通常見られる副反応の発生状況、及び従来副反応と考えられていなかった反応の発生状況を把握でき、予防接種副反応の発生要因等に関する研究の一助となり、有効かつより安全な予防接種を実施することができる。 |
福井県
BCG予防接種後健康状況調査事業 | |
(1) (2) (3) |
BCG接種後、対象者の保護者に対して事業の趣旨を説明し、モニタリング協力の同意を得た後、予防接種後健康状況調査票を配布した。 保護者から市町村あてに郵送される調査票により、副反応発生の有無等を確認し、予防接種後健康状況調査一覧表に転記し、県あてに報告した。 県は、厚生労働省に調査一覧表を送付し、後日還元されたデータを県、郡・市医師会、市町村等を通じて県民に提供した。 |
効果: | ・適正かつ最新の予防接種副反応情報を広く県民に提供することにより、県民が正しい理解の下に予防接種を受けることができる。 ・予防接種副反応の発生要因等が研究によって明らかになることから、より有効かつ安全にBCG接種を実施することができる。 |
山梨県
予防接種後健康状況調査事業 | |
(1) (2) (3) |
健康状況調査の実施 健康状況調査結果の解析・評価 情報の還元、提供 |
効果: | 予防接種副反応の発生要因等に関する研究の一助とすることにより、有効かつより安全な予防接種の実施に役立つ。 |
岐阜県
予防接種後健康状況調査事業 | |
小中学校1、2年生のツ反実施状況と発赤長径及びBCG接種者数について調査を行い、その実態を把握した。 | |
効果: | 予防接種の実態を把握することにより、有効かつより安全な予防接種の実施に役立てる。 |
静岡県
BCG副反応モニタリング事業 | |
「予防接種副反応モニタリング実施要領」に基づき、正しいBCG副反応情報を収集するためのモニタリングを行った。 | |
効果: | 正しいBCG副反応情報を収集することで、住民への情報提供、今後の実施方法改善に資することができる。 |
愛知県
予防接種副反応モニタリング事業 | |
愛知県17保健所のうち、全結核罹患率、全結核有病率、平均肺結核入院期間、平均有病機関等の指標が全般的に中位にある西尾保健所管内で一番人口の多い西尾市において実施した。 | |
効果: | 適正かつ最新の予防接種副反応の発生要因等に関する調査をすることにより、有効かつより安全な予防接種の実施に資する。 |
名古屋市
予防接種副反応モニタリング事業 | |
乳幼児と小中学生を対象にBCGのモニタリング事業を実施した。 |
豊田市
ツベルクリン・BCGサーベイランス事業 | |
(1) (2) (3) (4) |
ツベルクリン反応検査結果から、各学校のツ反応分布図と地域の基本分布図を作成し、ツベルクリン・BCGの分析、評価を行った。 この結果を基にして、医師会員のツベルクリン・BCGの技術アップ研修及び小児結核に関する研修会を開催した。 養護教諭に対して結核に関する啓発教育と情報分析の研修を行った。 BCG早期接種キャンペーンにて接種体制の改善、保護者への啓発教育を行った。 |
効果: | ・児童生徒のツ反応成績をきちんと記録し、各学校のツ反応分布図と地域の基本分布図を作成することで、精検対象者の選定や集団感染対策等への対応に充分活用できる。 ・各学校のツベルクリン・BCG接種の技術評価及び学校医への技術研修を実施したことで、今後、小中学校のツ反陽性率及び地域で実施している乳幼児期のツ反陽性率の向上が期待できる。 |
三重県
予防接種副反応モニタリング事業 | |
(1) (2) (3) |
保護者に対する調査説明会 調査票による調査 連名簿の作成と調査分析 |
効果: | 分析の結果、副反応情報を広く住民に提供することにより、住民が正しい理解のもとに安心して予防接種を受けることができるようになる。 |
予防接種後健康状況調査事業 | |
予防接種を受けた者の保護者に対して、予防接種後健康状況調査票を配布し、保護者により記入後、回収し集計した。 | |
効果: | 予防接種に関する適正かつ最新の副反応情報を広く県民に提供すること、及び予防接種副反応の発生要因等に関する研究を推進することにより、有効かつより安全な予防接種を実施できる。 |
京都府
1.ツベルクリン反応結果分布調査事業 | |
例年、強陽性者が発見される地域を中心にツベルクリン反応の判定結果の分布調査を実施し、その分析結果を地区医師研修、市町村学校保健関係者等研修等において発表した。 | |
効果: | ツベルクリン反応、BCG接種の技術向上及び適正な運営 |
2.予防接種副反応モニタリング事業 | |
(1) (2) (3) |
モニター(定点医療機関)を選定し、予防接種後の被接種者について、副反応の有無、通常反応及び異常副反応を呈したものの状況について調査を行った。 各モニターから報告される調査票(結果)について、専門家による検討会において解析評価を行い、報告書としてまとめた。 結果(報告書)については、市町村、地域医師会及び接種医師等に広く還元した。 |
効果: | 予防接種副反応モニタリングを実施し、正しい予防接種副反応情報を収集し、住民に情報を提供するとともに、予防接種の実施方法の改善に資する。 |
京都市
予防接種(BCG)後健康状況調査 | |
予防接種の副反応発生状況等を把握するため、BCGの接種を受けた者に対してモニター調査を実施した。 | |
効果: | ・予防接種に関する正しい知識の普及啓発が行える。 ・予防接種の有効性及び安全性の確認が行える。 |
東大阪市
乳幼児精度管理事業 | |
保健所において実施する1歳6ヵ月健診を受診しにきた幼児に対して、予防接種の効果判定及び結果を分析・評価した。 | |
効果: | 乳児が行っている予防接種の効果判定及び結果を分析・評価することにより、予防接種事業の改善・充実が図れる。 |
神戸市
予防接種副反応モニタリング事業 | |
対象市民により記入された調査票を集計して総括表を厚生労働省に送付。集計された全国のデータと本市のデータを医療機関等へ還元し、今後の予防接種事業の参考とした。 | |
効果: | モニタリングにより得られた副反応情報は、本市及び市医師会等を通じ広く市民に提供され、市民が予防接種について正しい知識を得ることが可能となり、また本市が予防接種を実施する場合において、より適切な接種を行うことができる。 |
奈良県
1.県立看護学生等ツベルクリン反応検査調査事業 | |
(1) (2) |
ツベルクリン反応検査(原則として、二段階試験方式により実施)を実施し、結果を調査分析した。 ツベルクリン反応検査で陰性となった者のうち接種を希望する者に対しBCG接種を行った。 |
効果: | ・奈良県の若年成人層の標本として、患者発生の傾向を解明する。 ・病院実習による陽転化率を把握することにより院内感染対策の資料とする。 |
2.BCG接種モニタリング事業 | |
(1) (2) |
保護者によるモニタリング対象者の観察結果を調査票により回収(郵送による)し、必要に応じ電話等で詳細を聴取した。 回収した調査票を集計し、厚生労働省に送付した。 |
効果: | 予防接種副反応の発生実態を把握し、報告事例と副反応の因果関係を検討して、副反応情報を還元することにより、有効かつ安全な予防接種の実施が見込まれる。 |
和歌山県
1.ツベルクリン反応発赤径調査 | |
県内各小中学校のツベルクリン反応結果を分析し、BCG接種の効果を評価した。 | |
効果: | ・医療機関に対し結果を提示することにより、効果的なBCG接種のあり方について認識を深められる。 ・初感染結核の診断について重要な資料となる。 ・調査としての精度を上げるため3ヵ年度の事業として実施する。 |
2.BCG副反応モニタリング | |
市町村の協力を得て、予防接種副反応モニタリングを実施した。 | |
効果: | 適正かつ最新の予防接種副反応情報を広く国民に提供するとともに、予防接種副反応の発生要因等に関する研究の一助とし、もって有効かつ安全な予防接種を実施することができる。 |
BCGモニタリング調査事業 | |
選定した対象者の保護者に予防接種実施後の副反応のアンケートを行い、全国で集計、解析、評価し、副反応の実態を明らかにして結果を実施医師や保護者に提供した。 | |
効果: | 予防接種の実態が明らかになり、実施医師、保護者に情報を提供することで、今後のより有効で安全な予防接種の実施方法の改善へとつながる。 |
岡山県
予防接種後健康状況調査 | |
(1) (2) (3) |
地域医師会等の協力を得て、岡山市及び岡山赤十字病院にBCG及びポリオの接種について事業を委託した。 予防接種実施後に対象者の保護者に対して説明を行った後、調査票を配布し、郵送されてきた調査票により副反応の発生確認を行った。 モニターからの調査票を一覧表にまとめ、厚生労働省あて報告を行った。 |
効果: | ・予防接種に関する正しい知識の普及啓発の一環として実施することにより、県民が正しい理解の下に予防接種を受けるようになる。 ・予防接種副反応の発生要因等に関する研究の一助とすることにより、有効かつより安全な予防接種の実施が期待できる。 |
広島県
予防接種後健康状況調査事業 | |
定期予防接種接種者の副反応の発生状況等をモニターした。 | |
効果: | 適正かつ最新の予防接種副反応情報を広く県民に提供するとともに、予防接種副反応の発生要因等に関する研究の一助とすることにより、有効かつ安全な予防接種が実施できる。 |
広島市
BCGワクチン等副反応モニタリング調査事業 | |
BCGワクチン等の副反応モニタリング調査を実施した。 | |
効果: | BCGワクチン等の副反応の発生状況を把握することにより、市民に対して適切な情報提供が可能となるため、予防接種、結核に関する正しい知識の普及啓発に資することができる。 |
山口県
BCG等モニタリング事業 | |
BCG接種をした乳幼児、小学生及び中学生の保護者に接種後の副反応を4ヵ月間観察し、その副反応をハガキに記入してもらい、集計した。 | |
効果: | 集計した副反応を解析、評価することによって、予防接種副反応情報を広く提供し、副反応の発生要因等に関する研究の一助とする。 |
徳島県
予防接種副反応モニタリング事業 | |
予防接種実施後、対象者の保護者に対して予防接種後健康状況調査票を配布し、副反応発生の有無等を確認し、一覧表を作成した。 | |
効果: | 正しい予防接種副反応情報を収集し、広く国民に情報を提供するとともに、予防接種の実施方法の改善が図られる。 |
香川県
小児期の結核健診評価事業(観音寺) | |
乳幼児期、小学生時のBCG接種技術評価 小・中学校における定期結核健診の事後措置の判定を専門医及び校医により実施した。 |
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効果: | ・BCG接種技術の解析評価の結果を関係機関及び関係者へ還元することで、地位金におけるBCG接種技術水準の向上を図る。 ・専門医による小・中学校定期結核健診の事後措置判定の実施により、校医の認識を深め、過剰診断・見落としを防ぐことができる。 |
高知県
ツベルクリン反応調査分析評価事業 | |
(1) (2) (3) |
県内の小中学校1・2年生のツ反検査データを収集し、分析・評価・還元を行い、ツ反陽性率の改善、担当医師の資質向上を図り、学校保健との連携を強めた。 乳幼児期のツ反・BCG接種の時期とBCGの斑痕数を調査し、効果的な定期健診・BCG接種に向けての支援を行い、乳幼児の結核予防を図った。 先進地のBCG接種技術等を調査し、結核対策推進に役立てた。 |
効果: | ・小中学校の結核定期健康診断の適切な実施の推進。 ・平常時の小中学校のツ反度数分布を作成することにより、学校における結核集団感染発生時に参考資料として活用。 ・学校保健との連携を図る。 |
福岡県
1.BCGモニタリング調査事業 | |
(1) (2) |
対象者に健康状況調査票を事前に配布し、一定期間観察を依頼し、結果を集計後厚生労働省に送付した。 調査結果は厚生労働省がまとめ、報告書を作成し、関係機関に配布した。 |
効果: | 最新の予防接種副反応情報を被接種者に提供し、有効かつより安全な予防接種の実施に資することができる。 |
2.ツ反・BCGサーベイランス事業 | |
(1) (2) |
県内の小中学校のツベルクリン反応検査の結果を集計し、保健所単位でツベルクリン反応の分布図等を作成し、報告書として取りまとめた。 各保健所においては、報告書等を基に医師会、養護教諭、市町村担当者等に対して説明会及び研修等を行った。 |
効果: | ・ツベルクリン反応検査、BCG検査の精度管理及び技術向上等が図られ、乳幼児、若年者の結核罹患率の改善が可能となる。 ・学校での集団発生時の対策、予防投薬の判断基準の資料とする。 |
BCGモニタリング事業 | |
モニターに対して調査票を配布し、提出された調査票を集計し国に提出した。 国からの解析・評価された還元情報を関係機関等に情報提供した。 |
|
効果: | モニタリングにより得られた情報を関係機関等に還元し、有効かつ安全なBCG接種を実施する。 |
熊本県
ツ反・BCG評価事業 | |
(1) (2) (3) |
ツベルクリン反応成績等の分析 ツ反度数分布図作成 適切な予防接種のため、啓発用パンフレットを作成、配布 結核予防研修会 @「結核の現状と対策」 講師:有明保健所所長 尾方克巳氏 学校関係者 29人、 病院関係者 57人 A「ツベルクリン反応検査・BCG検査の手技研修会」 講師:結核研究所所長 森 亨氏 病院関係者 41人 B「ツベルクリン反応検査・BCG接種の手技と評価」 講師:結核研究所対策支援部長 山下武子氏 学校、市町村関係者 52人 C「結核集団感染の予防と発生時の対策について」 講師:鹿児島県伊集院保健所所長 徳留修身氏 学校、医療、福祉等関係者 87人 D「ツベルクリン反応検査・BCG接種の精度向上」 講師:鹿児島県伊集院保健所所長 徳留修身氏 学校、医療等関係者 62人 |
(4) | 宇城保健所管内におけるツベルクリン反応検査の調査報告書作成、配布 |
効果: | ・ツベルクリン反応・BCG接種の現状の確認 ・ツベルクリン反応・BCG接種の正しい知識の普及 ・ツベルクリン反応・BCG精度に関する認識の共有化 ・ツベルクリン反応・BCG接種の適正化により、乳幼児期及び児童生徒の初感染結核発病の防止を図る。 ・学校関係者との連携システムの構築 |
熊本市
ツベルクリン発赤径調査事業 | |
平成12年4月から6月に実施した熊本市内の小・中学校の定期健康診断の判定結果を集計し、分析を加え関係者に還元した。 | |
(1) (2) |
調査結果報告を含めた学校医等関係者の研修会を開催。 「ツベルクリン検査・BCG接種について」 講師:結核研究所 星野斉之氏 報告書を作成し教育委員会、学校医、各学校、保健福祉センター等関係者に送付。 |
効果: | ・ツベルクリン反応検査、BCG接種の精度管理及び技術向上 ・学校での集団感染発生時の基礎資料となる。 ・学校ごとのツベルクリン反応検査結果より、患者の早期発見が可能になる。 ・結核についての啓発となる。 ・本事業は平成14年度まで予定している。現在学校での定期健康診断の見直しが行われているが、各学校のツベルクリン反応検査結果データを残すことで、今後集団感染等の疑いが出た場合の資料となる。 |
大分県
1.予防接種モニタリング事業 | |
市町村において予防接種を受けた者の保護者に対し、副反応等健康状況調査票を渡して、その結果を集計し、その後都道府県経由で厚生労働省に報告した。 | |
効果: | 予防接種副反応の実態分析ができる。 |
2.BCG針痕調査(佐伯保健所) | |
(1) | 初回BCGの接種時期の調査、BCG針痕数の調査 6歳健診(町村は幼児健診)の会場で観察調査 調査員:保健師、看護師 |
(2) | 針痕数、BCG接種時期の集計及び定期ツ反(小学校1年)との比較分布 @初回BCGの接種時期、BCG針痕数の集計分析 A小学1年生のツ反分布図(ヒストグラム)作成 BBCG接種技術の評価 |
(3) | BCG接種時期、及び定期ツ反フロー(学童)の検討 @予防接種小委員会で検討 A予防接種小委員会長、保健所長、保健師にて検討 |
(4) | 針痕数集計結果の報告 @予防接種実施医師会員へ接種方法のリーフレットを添えて報告 A定期ツ反フロー(学童)の検討の報告 B予防接種小委員会員、医師会長、市町村、教育委員会へ報告 |
効果: | 針痕調査を契機に、予防接種小委員会でも検討され、また、医師会においても接種方法のビデオの配布や講演会の開催へと波及効果があった。今後も引き続き技術評価していく必要がある。 |
宮崎市
BCGサーベイランス事業及び接種技術研修 | |
本市が実施主体となっている3歳児健診時においてBCG瘢痕調査を実施し、現在までの接種技術の調査を行い、併せてBCG接種医師に対し接種技術の向上を図るための研修会を開催した。 | |
効果: | BCG接種医師に対し、現状におけるBCG接種の問題点と課題を認識してもらうと同時に、接種技術を普及させることができる。 |